コンサート、コンサート、今日もコンサート♪
こないだ書き忘れたけど、佐渡さんがね、最初の火星の一番最後のところをものすごい引っ張りに引っ張ってて、その本当に最後の音で、客席にも聞こえるようなすごい声で唸ってました。
前のほうにいると指揮者とかソリスト(主にピアノ)の唸り声が聴こえたりするけど、その際自分は 3e バルコンにいました。


今日は Salle plaiyel にて、Gilbert Verga ×パリ管。
ジルベール・ヴェルガさんとお読みすればよろしいでしょうか。
プロフィールには日本でも読響と共演って書いてあるんですが、ご存知の方いらっしゃいますか?
ちなみにわたくしは知りませんでした。
数々のオケと共演って書いてある数々のオケがなんかすごいビミョーなライソな気がしてならないんだけれども、自分的ヒッツな指揮でした。
アツイ上に笑いに持っていけそう的ツッコミどころも程よくあって、今日はわりかし前のほうで聴いててお顔が良く拝見できたのでナイスミドル好きなことで密かに有名なさやかはちょっとかっこいいと思いました。
音楽室のベートーベソのポートレイトに似てます。


曲は
シューマン3番“rhenane(ライソ川?)” op.97。と
プーランク オルガンと弦とティンパニのためのコンチェルト ト短調。(Jaques Taddei:orgue)と
ラヴェル ダフクロ1組&2組。
でした。


久々にパリ管だったけど、今まで出一番上手だった気がした。
もっとも、普段はバルコソで聴くことが多いのに、今日は初の一階席で、聴こえ方がいつもと違うことに戸惑いを隠しきれなかったけど。
或いはこないだのラムルーがちょっと切なかったから余計やも知れない。
何しろ音程が非常に良かった。
ホルンとかさーしかった。
特にシューマソの時なんて、シューマソは多分彼の仕事を見た感じだと管好きっぽいけど、それがシソフォニーにも顕れててしかも今日のパリ管の人々もいい仕事っぷりで、中でもホルソの皆さん方はあれ音域高くて大変なんじゃないんですか?
でもかなり不安定感ゼロで、気持ちいいくらいにバリバリ吹いててスカッとィ横分けだった。
もしかしてあれですか?
いつも聴いてたホルソのオケスタってこの曲の一番最後のところですか??


ほいでプーラソクがまたよかった。
初めて聴いた曲だったけど、実はオルガソ好きを小出しにしてるわたくしとしては、この曲は今日のコソサート行きを決めた大きな要因でもあるので楽しみにしてたけどあたりだった。
まずいい曲。
2発目の和音が劇的過ぎて笑いそうになるくらいえ〜〜〜っ!?!?ってなってマジ笑う。
しかもソリストのジャックさんがまた上手かった。
なんか名前は聞いたことあるんだけど、もとはピアニストで79年のロン・ティボー優勝とか書いてます。
お上手なわけですよね。
しかもかなり謙虚でいい人そうな(のを装ってるのかも知れないけどそんな)ところがポイソト高い。
CD聴いてみて下さい。


休憩挟んでダフクロ。
1組はいつも思うけどなんか欲求不満にさせる曲だよね、2組のアクティブっぷりを知ってるからかも知れないけど。
でも1組・2組それぞれ長大なフルート・ンロが素晴らしかった。
いつか行った牧神の時もだけど、フルートがすんごいことで有名なときは常に大魔神ヴァンサン・リュカが吹いてる。
きっとリュカは吹きたいんだと思う。
そして例に漏れずバカうま。
E♭クラのソロもばいやーにまいうーだったし、バンダ含め金管隊の皆さん方も非常に頼もしかった。
今日は一階席ってこともあって彼らの雄姿が鮮明に確認できなかったことだけが悔やまれます。
2組は3年の時のブラオケ定期の鳥でしたね。
自分は乗り番じゃなかったけど、マイミクにもおわせられる諸先輩方のソロや同期たち(主にクラ)の指のまわりっぷりを驚嘆しつつ聴いた覚えがあります。
あの夏ーっ!
そういえばあれは唯一うちで只一人生き残ってるばーちゃんこと通称ばーばーが聴きに来てくれた定期でありました。
帰り際、「えらいえぇ卒業式でしたなぁ〜」と言って出口付近にいた恐らく後輩であろう諸学生連をかなり困らせる伝説を残した彼女も、今となっては90歳くらいで、相変わらずヘビーにマイセンを吸いながら元気に暮らしています。