今日、コンコルドにある Jeu de Paume っていう美術館に、Cindy Sherman の写真展を観に行ってきました。
さやかが崇拝する女性の一人、我等がゴールデン街・クレマスターのマザーブレイン、S山女史のイチオシってこともあり、パリに住んでるなら行ってきてくれ!的依頼もあったので行ってきました。


写真撮るのは実は結構好きです。
趣味、写真。
でも写真展なんて行ったの昔横浜美術館でやってたロバート・キャパ展くらいだよ。。
しかもそれだって横浜美術館に行ったらたまたまやってただけで、それ目当てじゃなかったし、当時はキャパなんて知らなかったしね。


そんで Cindy ですが、ズバリ!
写真はすごくいいんだけど、なにせ自分は写真とかちゃんと勉強したこともないし、どれだけすんごい技術を持ってるかとか、何を言いたいかとか表現したいかとか、全然わかりましぇーん♪
残念!
でも何が撮りたい!っていう意思とか、計算された構図とかはビシバシ伝わってきたのでした。


普段色々写真を撮るけど、技術面と、あと機材のどうしようもない部分で思ったような写真が撮れることは稀です。
肉眼で素敵と思っても、ファインダーを通すと遠すぎて意味不明だったり、近すぎて、若しくは大きすぎて全然入んねーよ、とか、実際と色が違います!とか・・・。
技術以外の技術も全部含めて、真の技術ってもんなんだな、と、一人感心したりとかしてね。
ワー、なんかオーボエみた〜い・・・。。。。。。


Cindyはんは人形の写真も撮るらしく、前出S山女史やオーナーの、はたまたSMの世界で活躍されている方々のお話から興味を持ってはいるものの、相変わらず自分の理解の範疇を明らかに越えてたように思う。
というか人形愛っていうのはある種の性癖みたいな感じで、萌え〜☆な人と全くそうでない人に別れるんだと思う。
まぁさやかが凡人なことも大きく関与してると思われるけど。
でもそんなこというと世の中の全ての事象はそういうことになるわけで、さやかはそういう大きな哲学的な捕らえ方が出来るほど頭が良くないのでわからないし、そもそもそんな決定権も持ってないのでこの話は終わることにしよう。
要するにエロぃってことだ。
エロいっていうと語弊があるので、根底に絶対的エロスの流動が見られる、とか言えばいいんだろうか。
ゲージツというのはまぁ大概「エロぃ」に繋がってるけどね。
絵も、詩も、舞台も、音楽も、およそゲージツと呼ばれるものには全てその性質があると思うんだけど、元はと言えばそれは風俗であり、生活そのものであるわけです。
こないだ行って来たポンペイの遺跡にも「・・・ここにはエロティック・ペインティングが飾られてました・・・」なんて箇所がいくつもあったけど、西洋伝来だからとかじゃなくて、インドはカーマスートラ、中国の房中術などなど、それは世界中の土着文化に共通する生命のポイントらしいです。
もちろん日本にも。
それをタブーだとか異端だとか色々弾圧したり征服してたのは隣人愛を叫ぶキリスト教諸派の歴史なんじゃないかと思うけど、まぁ政治が絡むと何かと難しいんでしょうね、いつの時代も。
別に基督非難ではないので誤解のないよう悪しからず。


ってなんか逸れたけど。
結局南極、自分には素晴らしい!ということしかわからなかったけど、まぁそれでいっか、とか思います。
音楽だって、本当に素晴らしい演奏は、何がどういいとかもうよくわかんないけど、なんせすんごい!って感じがするし、そういうもんなんじゃね?とか勝手に結論をつけて、これを読んで下さってるみなさんには全く展覧会の模様が伝わりませんが、止むを得ん。
すいますお。
チューリッヒ以来、専らさらう日々だったのでいい気分転換になってよかった。


ミュージアムショップにて、彼女の作品のポストカードを数点購入しました。
他にも、沢山の写真集や画集が置いてあって、中には TADANORI YOKOO のだとか DAIDO MORIYAMA だとか、日本を代表する画家・写真家のものもありました。


大日本帝国万歳!!